テニスって試合中、コーチがいません。
コーチングバイオレーションとは何でしょうか?
ここではコーチングバイオレーションの意味が分かります。
なぜテニスではコーチングが禁止されているのか?
これでテニスの奥深さを知ることができますよ!
テニスのコーチングバイオレーションとは?
テニスはコート内にコーチが入るのを禁止しています。
コーチは観客席から見守るしかありません。
選手にアドバイスをしようと思って
大声で叫んだり、
ジェスチャーで表すと違反となります。
コーチは日本語で「指導する人」、
バイオレーションは「違反」です。
選手ではなく、コーチに対する違反となります。
コーチングバイオレーションでどうなる?
審判からコーチングバイオレーションを受けると
選手にペナルティーが与えられます。
1度なら問題ないのですが
何度もペナルティーが重なった場合
相手にポイントが与えられます。
さらにひどいと退場を受けるケースもあります。
コーチが興奮したって選手には関係ないですから
邪魔しないように見守っていてほしいですよね。
コート・オブ・コンダクト
テニスには「コート・オブ・コンタクト」という
独自の心得が全部で9カ条あります。
① 意図的なゲーム遅延
② コーチング
③ 声による淫らな表現
④ 言葉での侮辱
⑤ 身体に対する侮辱
⑥ しぐさによる淫らな表現
⑦ ボールの乱用
⑧ ラケットまたは用具の乱用
⑨ その他スポーツマンシップに反する行為
どのスポーツでも言えることばかりですが
テニスは1人で戦うことが多いので
大きい試合になるほど
精神状態を一定に保つのは難しくなります。
テニスはメンタルのスポーツと言われるわけですね。
コーチングはなぜ禁止されているのか?
テニスは紳士なスポーツだとよく言われます。
テニスの始まりは中世のフランスで
修道院の中で始まった貴族の「遊び」からです。
遊びでやってたのだから審判なんていないし
ジャッジは自分らでやるしかありません。
イン・アウトの判断を敵となる相手に任せる。
これは勝敗を決めるスポーツにとって
かなり矛盾したことです。
対戦相手のことを信じて戦うのが
テニスが紳士のスポーツと言われるわけですね。
コーチなんていなかった
昔からの「遊び」として発展したテニスなので
遊びでやってるのにコーチなんか必要ありません。
しかし、現在のテニスは違いますよね?
賞金や名誉のために真剣にやってます。
昔からの習わしでコーチングは禁止ですが
セルフジャッジする必要がなく、
公平に戦えるようになったプロの試合では
コーチングできるようになりつつあります。
今後のコーチング
国別の団体戦「デビスカップ」などでは
コートチェンジやセットが終わる時に
他のメンバーやコーチが集まって
話している光景を見かけます。
あまり見慣れない光景なのですが
不自然な感じもしないです。
おそらく「卓球」の雰囲気と似てるからですね。
卓球はなぜコーチング出来る?
卓球はテニスの後から生まれたスポーツです。
もともと「遊び」だったテニスが
競技化された19世紀後半のイギリスで
雨でテニスが出来ない代わりに
食堂のテーブルをコートにして
始めたのがきっかけです。
もはや遊びでやっておらず、
コーチもついたテニスから派生していることから
コーチングが認められています。
例え仲間同士で遊びの卓球をやっても
テニスほどラインジャッジが難しくないので
紳士的なはからいは必要としませんよね。
まとめ
テニスはコート内にコーチが入るのを禁止している
観客席から大声で叫んだり、ジェスチャーで表すと違反
コーチングバイオレーションは選手にペナルティーがつく
テニスは貴族の遊びなので、コーチする必要ない
ルールは変わっていくものなので
コーチングの解禁も言われてるようです。
私としてはプレーを見たいから
コーチングによる時間延長がなければ
あってもいいんじゃないかと思います。
コーチング解禁による不正や八百長などが
起きないようにしてほしいですね。
この先、テニスがどう進化していくのでしょうか?
「ジュース」と「デュース」正しい発音は?
↓ ↓ ↓
テニスで言ってる「ジュース」と「デュース」 どっちが正しい発音なの?