不慮の事故(ふりょのじこ)って言葉を
テレビ等で聞いたことがあると思います。
予期せぬ死という意味ですし、あまり詮索しないほうが
よいと思い 深く知って来なかったと思います。
そんな「開かずの扉」を切り込んで参ります!
不慮の事故とは
不慮の事故とは、「偶然」かつ「急激」に起こり、
防ぎようがなかった「外因」の事故です。
偶然、急激、外因 が3つとも揃ってないと
事故補償の対象にはならないようです。
病死は不慮の事故にはならないのですが
一部感染症は不慮の事故に含まれます。
・エボラ出血熱 ・クリミア ・コンゴ出血熱 ・痘そう
・南米出血熱 ・ペスト ・マールブルグ病
・ラッサ熱 ・急性灰白髄炎 ・ジフテリア
・重症急性呼吸器症候群・中東呼吸器症候群・鳥インフルエンザ
・コレラ ・細菌性赤痢 ・腸管出血性大腸菌感染症
・腸チフス ・パラチフス
不慮の事故事例
実際にあった事故例を紹介します。
・車とぶつかり、腰を打撲した。
・テニス部の練習中にボールを踏み、転倒して右足首を捻挫した。
・凍結した道路を自転車で走行中すべって転倒し、両膝を打撲した。
・サッカーの試合で相手選手と衝突し、左肩を脱臼した。
・海水浴に行って岩場にぶつかり、右足のすねを切った。
・料理中に手が滑り、包丁で左手の親指を切った。
・駅のホームの階段を踏み外して転倒し、右大腿骨を骨折した。
・熱いやかんに触り やけどした。
軽度の事故でも 偶然、急激、外因の3つの条件が
揃っているので不慮の事故といえます。
・作業中に誤って高所から転落。
・有害物質の充満した個室に侵入
・火の不始末による火災
・階段で転び転げ落ちる。
・餅を喉につまらせる。
・風呂場で溺れる。
・急な温度差によるヒートショック。
・交通事故。
この内容で分かると思いますが
不慮の死亡事故は約90%が高齢者です。
温度の急激な変化による血圧の急上昇や急下降、脈拍の変動が心臓に負担をかける
起きやすい場所
高齢者が90%を占める不慮の事故ですが、
発生場所はダントツで「自宅」です。
一人暮らしの高齢者もいるので
発見が送れるケースも少なくありません。
起きやすい法則
高齢者の死亡が多いのには法則があります。
家屋が古い
家が古い為、手摺などが取れやすくなっており
支えにしていた物がなくなり、バランスを崩すケースです。
段差も多い為、つまづきやすいです。
断熱性が悪い
部屋と風呂の気温差が大きいとヒーショックが起きやすいです。
特に冬の時期は確率が高くなります。
正月の習慣
正月と言えばお餅ですよね。
毎年のように餅を喉につまらせる高齢者がいます。
こんな身近な場所で不慮の事故ってことは
あなたが第一発見者になってしまうかもしれません。
芸能人の不慮の事故
芸能人の不慮の事故で一番印象に残っているのは
「スケバン怖子」こと 桜塚やっくん です。
当時、人気お笑い番組「エンタの神様」で
女装したスケバン風衣装に竹刀をもったスタイルで、
紙芝居と吹き出しを使って観客と参加する芸風で
人気を博していました。
移動中の2013年中国自動車道下り線で、
自ら運転していた車が中央分離帯に衝突する事故を起こし、
車外に出たところを後続車に轢かれてしまうという不慮の事故…
当時はまだ子供だった為、不慮の事故って深く考えず
そっとしておくものなんだと思っていましたが、
こういうきっかけで事実を知ると、やっぱ不慮の事故って
あまり深く追求しないほうがよいものだと再認識しました。
まとめ
一定の感染症やコロナウイルスは該当する
事故には軽度のものから死亡例まで様々な事例がある。
不慮の事故には圧倒的に高齢者が多い
昔ながらの家屋に危険がいっぱい
祖父母と離れて暮らしている場合、とても心配です。
正月くらいは顔を見に行って、家の危険箇所をチェックし
リフォームしたり、注意するよう話し合いましょう。
そして仲良く餅を食べましょうね(^^)
うつ病の「甘え」を見分ける方法ご存知ですか?
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