雑学 生活

うつ病の甘えを見分ける方法とは?判断の境界線は?

今朝、娘が学校だと言うのになかなか起きてこないので

 

様子を見にいってみると

 

「今日はだるくて学校行きたくない…」と一言。

 

これってひょっとして「うつ病」?

 

うつ病という甘え

 

「どうせ仮病でもして休もうとしてるだけだろ。」

 

初めはそう思うかもしれません。

 

 

ただ仮病だったとしても子供は親の行動を見ています。

 

まず信じてあげることが大切です。

 

 

ただの仮病だったとしたら噓をついた「罪悪感」が残り

 

また復帰してくれるでしょう。

 

 

仮病をしたいと思う心こそが病気なのです。

 

 

その状態が長く続き、明らかに以前と様子が違えば

 

病気だと考えたほうがよいです。

 

 

ネットで心療内科を探し、受診させて下さい。

 

本人がいなくても話を聞いてくれますが

 

どんな状態なのか記録をとっておきましょう。

 

 

見分ける方法

 

一度自分でやってみて下さい。

 

こんな症状が複数出たら要注意です。

 

うつ病チェックシート

絶望してますか?

無力感がありますか?

圧倒されることがありますか?

早合点をしばしばしますか?

自分にレッテル貼りをしたことはありますか?

完全主義ですか?

失敗を恐れていますか?

成功を恐れていますか?

非難や批判を恐れていますか?

しなければならないとよく思いますか?

物事が上手くいかないと諦めますか?

 

 

チェックシートに該当箇所がいっぱいあって

 

これはうつ病だ!と思うでしょうが

 

誰しも「学校や会社に行きたくない」って気持ちはあります。

 

 

休みが決まっちゃば、開放感で楽しくもなります。

 

 

うつ病の人は気持ちの浮き沈みがなくずっと辛いのです。

 

 

うつ病の判断基準

 

周りから見てもある程度の判断は出来ます。

 

周りから見るサイン

表情が暗い

涙もろくなった

反応が遅い

落ち着かない

飲酒量が増える

 

体の変化で見るサイン

食欲がない

体がだるい

疲れやすい

性欲がない

頭痛や肩こり

動悸

胃の不快感

便秘がち

めまい

口が渇く

 

 

親があれこれ考えても所詮は素人なので

 

プロの心療内科へ行ったほうが早いです。

 

 

なんか胡散臭いなと感じれば他の所をあたって下さい。

 

親としての接し方

 

子供がうつ病と診断された場合、

 

どのように接していけばよいのでしょうか?

 

 

本を読む

うつ病に関する情報はテレビでも取り上げられて

 

薄っぺらい情報で解釈している事があります。

 

一度自分の考えを捨て、うつ病に関する本を読み、

 

知識が深まれば、接し方も変わります。

 

 

子供の事を理解しようとする

うつ病になってしまったきっかけは親のほうにあるかもしれません。

 

 

「自分の子はこういう性格だ!」って決めつけていませんか?

 

 

それは親がそうなってほしい願望なだけであって

 

本人はそれに応えることが出来ず悩んでいるかもしれません。

 

 

子供と向き合って話を聞いて、考えを受け入れましょう。

 

 

似た病気

 

うつ病と診断されなくても別の病気の可能性もあります。

 

双極性障害

昔は「躁うつ病(そううつびょう)」と呼ばれていました。

 

気持ちに浮き沈みがあるってことですね。

 

症状がずっと続くうつ病とは違います。

 

 

統合失調症

昔は「精神分裂病」と呼ばれていて病気です。

 

幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。

 

きっかけは解明できていませんが、人生の転機

 

(進学・就職・独立・結婚など)に起きやいと言われています。

 

 

適応障害

特定の状況がつらく耐えがたく感じられ、

 

気分や行動面に症状が現れるものです。

 

無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動をします。

 

 

強迫性障害

自分ではつまらない事だと分かっていても

 

気付いたら行動してたりすることです。

 

過剰に手を洗ったり、何度も戸締りを確認する行為です。

 

本人は気付いていないケースがほとんどです。

 

周りの人が気付いてあげることが大切です。

 

 

パーソナリティ障害

人とは違う反応や行動をすることで本人が苦しんでいたり、

 

周りが困っているケースに診断される精神疾患です。

 

「性格が悪いこと」を意味するものではないです。

 

他の病気と同時に起きやすい為、

 

背後から悪影響を及ぼす影の黒幕的存在です。

 

 

症状の種類によってさまざまな病名がついています。

 

自分の症状は特別なものではなく、皆さん経験しているのです。

 

まとめ

 

うつ病との付き合い方

うつ病を「甘え」と疑わず接してあげる

患者の状態をよく観察して記録をとる

まずは病院へ行き相談する

小手先の先入観だけで判断しない

相手の悩みを聞いてあげる

同じ症状で苦しんでいる人は大勢いる

 

心の病気というのは目に見えないので

 

効果的な治療を見つけるのは難しいです。

 

 

一人で悩んでいてもネガティブな思考になってしまうので

 

支えてあげる人の存在は大きいです。

 

 

あなたの周りに悩んでいる人はいませんか?