雑学 テニス

テニスで使う雁行陣って由来があるの?英語では何と言うのですか?

 

 

ダブルステニスでよく使う雁行陣の陣形。

 

 

今回は雁行陣の由来について調べてみました。

 

 

英語での呼び方もあるのでしょうか?

 

 

雁行陣のことを深く知って

明日からテニス仲間に教えたくなりますよ!

 

 

テニスで使う雁行陣って由来があるの?

 

雁行陣は「雁(がん)」の陣形が由来です。

 

 

雁(がん)は渡り鳥の一種ですが

飛んでる陣形が「く」の字になっています。

 

 

斜めになった雁の飛行陣形と

ダブルスの前衛、後衛の位置が似ているので

「雁行陣」となったわけです。

 

 

雁行は中国の兵法でもある

 

日本では中国の「八陣図」を戦に使ってました。

 

 

平安時代から使われており

孫氏や諸葛孔明なども使っていた基本的な陣形です。

 

八陣図

 

① 魚鱗(ぎょりん)

 

「△」の字になった陣形。

大将を真ん中(肉)と考えると

周りの兵が魚鱗に見えるのが由来。

 

 

② 鶴翼(かくよく)

 

「V」の字になった陣形。

中心から来た敵を挟むように討つ。

勝つか負けるかハッキリする。

 

 

③ 偃月(えんげつ)

 

「A」の字に似た陣形。

大将が先頭に立つので

士気が高まりやすい。

 

 

④ 鋒矢(ほうし)

 

「↑」の字になった陣形。

大将は1番後ろにくるので

より防御力が増している。

正面突破に強いが側面が弱い。

 

 

⑤ 方円(ほうえん)

 

「円」の字になった陣形。

大将を真ん中に配置することで

全方位から守ることができるが

移動には適さず、迎え討つ戦法となる。

 

 

⑥ 長蛇(ちょうだ)

 

1列に並んだ陣形。

正面突破に特化した戦法だが

横からの攻撃には対応できないので

山などの1本道で使われる。

 

 

⑦ 衡軛(こうやく)

 

2列に並んだ陣形。

長蛇が突破するのが目的なのに対し

敵を拘束、殲滅させる目的がある。

 

 

⑧ 雁行(がんこう)

 

どこから見ても人数が多く見える陣形。

中心の大将を置くことが多いが

消耗戦に弱く、長時間の戦いには不利。

 

 

 

 

基本的な「八陣図」を発展させ

新しい陣形が次々と生まれています。

 

 

鉄砲が使われるようになれば

「車掛(くるまかり)」という

 

 

前後入れ替わりながら銃を撃つ準備をする

陣形が多く使われるようになっています。

 

 

まさに卓球のダブルスのようですね。

 

 

雁行陣は英語では何と言うのですか?

 

雁行陣を英語でいうと

 

 

「one up one back doubles formation」

(ワンアップ ワンバック ダブルス フォーメーション)

 

 

といいます。

 

 

日本語と比べて随分長い文ですね。

 

 

つまり、使われていないということです。

 

 

外国人は陣形に関心ない

 

日本では「平行陣」や「雁行陣」など

なにかと型にはめようとしますが

 

 

外国人は陣形を作ることに関心がなく

アバウトにプレーしてることが多いです。

 

 

日本は古くから中国の兵法を使って

陣形や戦法を練ってきたことが

現代のテニスでも反映されてるのです。

 

 

パラレルフォーメーション

 

10年以上前の記事の中に

平行陣を「パラレルフォーメーション」

呼んでいる箇所がありました。

 

 

「平行」を英語で「parallel」(パラレル)、

 

 

パラレルワールドと言われるように

時空を超えて平行した同じ世界があるという

考え方がありますよね。

 

 

雁行陣の呼び方

 

では雁行陣はなんと呼ぶのでしょうか?

 

 

「アンパラレルフォーメーション」です。

 

 

うーん、なんかしっくりこないですね。

 

 

雁を英語でいうと「Goose」(グース)、

 

 

なら「グースフォーメーション」で

よいじゃないかと思うかもしれませんが

 

 

外国では馴染みのある鳥ではないので

使われることはなかったようです。

 

 

斜めを英語にしてみる

 

共通で使われる「斜め」を英語でいうと

「Diagonal」(ダイアゴナル)といいます。

 

 

私は聞いたこともありません(汗)

 

 

「斜めになる」という動詞で

「slant」(スラント)という言葉もあります。

 

 

こっちのほうがしっくりきますよね。

 

 

「パラレル(平行)」と「スラント(雁行)」

 

 

横文字でカッコ良く言いたい人は

使ってみてはどうでしょうか?

 

 

まとめ

 

雁行陣

「雁(がん)」の飛ぶ陣形が由来

中国の「八陣図」にも雁行がある

英語だと「ワンアップ ワンバック ダブルス フォーメーション」

昔は「アンパラレルフォーメーション」と呼ばれていた

 

 

陣形とか型とか武道には多いですが

結局、動き出したら崩れてしまうので

意味ないような気がするんですけどね。

 

 

ケンシロウの「天破の構え」とか

 

 

聖闘士星矢の「ペガサスの構え」とか

 

 

映えを狙ってるだけでしょうから

テニスでは脱力して構えるのが1番です。

 

 

陣形とか型とか余計なことは考えず

どこに立ってどのように安全に返せるか?

 

 

これを追求すれば答えは出せるハズですので

常に頭で考えてプレーしていきましょう!

 

 

 

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