ヨーソローの意味はなんでしょうか?
ここでは意味を分かりやすく解説しています。
ネットから集めた情報をもとに独自にまとめました。
ヨーソローは外来語ではないんです。
今度からヨーソローが使いたくなりますよ。
ヨーソローの意味は何でしょうか?
ヨーソローとは航海用語で船を直進させる掛け声です。
船の進路が定まった時に船長が「ヨーソロー!」と発し
このまま進めと勢いづけるイメージです。
カタカナで書くイメージが多いですが
実は漢字で書くことができ、
ヨーソローは「宜候」と書きます。
「宜(よろ)しく候(そうろう)」が短くなった言葉で
「よろしくお願いします。」という意味です。
ヨーソローはてっきり外来語だと思ってましたが
日本語からきているのは驚きですね。
船乗りの間では、敬意を込めた言い方なんですが
普段、私達が使うと相手をバカにしたように聞こえます。
親しい間柄に使ったほうがよいでしょう。
面舵(おもかじ)いっぱい
船に関わる映画でよく聞くセリフなんでしょうが
私はあまり聞いたことがなく、
今回 改めて意味を理解しました。
ヨーソローより「面舵(おもかじ)いっぱい」
のほうが聞き慣れていないでしょうか?
面舵というのは船の舵(かじ)を
右いっぱいにまわすことです。
反対に左にまわすことは
「取り舵(とりかじ)いっぱい」と言います。
面舵(おもかじ)の意味
なぜ素直に右に回せと言わないんでしょうか?
これは昔でいう羅針盤に関係しています。
今のコンパスは東西南北で表していますが
江戸時代には羅針盤を
十二支を反時計回りに当てはめて
使っていました。
北・・・子(ね)
西・・・卯(う)
南・・・午(うま)
東・・・酉(とり)
コンパスは常に北を指していますが
江戸版のコンパスは
船の進行方向を「子(ね)」に合わせており
右に曲がりたいときは
船の後ろに付いている「舵(オール)」を
反対の左側(卯の側)に動かす必要があります。
これを「卯の舵(うのかじ)」といい、長い年月で
「面舵」に言葉が変化したのです。
左は「酉舵(とりかじ)」が変化し
「取り舵」に変わったわけですね。
ヨーソローを海軍や海賊で耳にしませんか?
ヨーソローは海に関わる人達にとって
掛け声のような意味で使われています。
「まっすぐ進め」というより
「分かりました」という意味のほうが強いです。
ヨーソローとイエッサーの違い
同じ意味で「イエッサー」(Yes sir)があります。
これは軍隊からきた言葉で
階級の高い男性に対する返事です。
目上の女性に対しては
「イエスマーム」(Yes maam)となります。
男女で呼び方が変わるんですね。
男女差別が問題になりそうなので
今の時代では使わないほうがよさそうです。
「アイ アイ サー」も同じ意味ですね。
ヨーソローの英語での言い方はなんですか?
ヨーソローは英語で言うと
keep her steady (キープ ハー ステディ)です。
なぜ男社会の船乗りが「her」を使うかなんですが
古くから船名に女性の名前をつけていたからです。
1度船に乗るとすぐには帰ってこれず
愛する女性のことを忘れないようにしたのでしょうか?
私は恥ずかしくて出来ませんけどね。
まとめ
ヨーソローとは航海用語で船を直進させる掛け声
ヨーソローは漢字で「宜候」と書く
面舵いっぱいは右、取り舵いっぱいは左に曲がること
船乗り以外は「分かりました」という意味で使う
ヨーソローは英語で言うと「keep her steady」
ヨーソローの意味が分かったところで
いきなり実践で使えるのかは微妙なところです。
何かのブームでヨーソローが流行れば
便乗して使いたいと思います。
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