テニスのダブルスの陣形が知りたい。
ここではテニスのダブルスの陣形の種類が分かります。
ダブルバックという陣形は使えるのでしょうか?
自分が思う最強の陣形を手に入れましょう!
テニスのダブルス陣形が知りたい!
ダブルステニスでは、主に5つの陣形があります。
それぞれメリット、デメリットがあるので
自分のやパートナーの得意分野を活かす
陣形を積極的に使うとよいでしょう。
雁行陣
1番多く使われている陣形です。
1人が前衛のエリアを担当、
もう1人が後衛のエリアを担当します。
メリット
前衛と後衛の役割がハッキリ分かれているので
自分が何をすればよいか分かりやすく、
普段からパートナーを組んでいない人でも
話合うことなく動ける陣形です。
デメリット
後衛との打ち合いになると
なかなか決めれず、長期戦になりやすいです。
ゲームとしては面白いですが
公式試合となると体力を消耗しやすくなったり
集中力が切れやすくなります。
前衛が積極的にボレーするのがポイントです。
平行陣
2人とも前衛に出るタイプです。
攻撃的な陣形ともいえるでしょう。
メリット
お互いにボレーが打てるので
ボレーが得意同士なら効果が高まります。
相手の打つ時間を奪いやすく
ラリー戦になることが少ないので
体力がなくても短期で終えることができます。
デメリット
お互いが前に出てしまっているので
後ろがガラ空き状態となり
ロブが上手い相手だと多用され
前後に動かされることになります。
余計に体力を使ってしまうことになるし
スマッシュも打てるようにしなければいけません。
センターに飛んできたボールの処理にも困り
事前に打ち合わせをしていたとしても
とっさに飛んできたボールに対して
お見合いをしてしまうケースがあります。
Iフォーメーション
Iフォーメーションはこちらが
サーブを打つ場合に使う陣形です。
中央付近からサーブを打ち
前衛も中央で構えます。
サーブを打ったら、
あらかじめ決めておいた方向に移動し、
平行陣に戻るという作戦です。
メリット
こちらはサーブを打つ前に
どちらに動くか打ち合わせができますが
相手はどちらに動くか
サーブを打ってからでないと分からないので
判断が遅れます。
味方の前衛がどこにサーブを打つか知ってるので
3球目のボレーで決めやすいです。
デメリット
サーブをコート中央付近から打つことになるので
角度を付けることができなくなり
リターン側は返しやすいです。
よいリターンが返ってきた場合
不意をつかれ、不利になりやすいです。
サーブのコースまで決めておき
前衛がどちらに動いたほうが取れやすいか
考えておく必要があります。
ある程度、熟練者用の陣形といえます。
オーストラリアンフォーメーション
こちらがサーブを打つ時に使う陣形で
自分らの得意なショット側に誘導させます。
ほとんどの人はフォアハンドが得意なので
フォアハンド側に打ってもらうよう
わざとスペースを空けておくものです。
メリット
普段からパートナーを組んでいる同士なら
打ち合わせをすることなく使えます。
例えばお互いが右利きでフォアハンドが得意な場合
アドバンテージサイドからサーブを打つときは
前衛は中央より左側に立ちます。
当然、リターン側は
ガラ空きのスペースに打ちますが
これはお互い得意なフォアハンド側なので
その後の展開がしやすいということです。
デメリット
リターン側がフォーメーションを理解し
あえてバック側に打ってくることもあります。
そうなると前衛は苦手なバックボレーに加え
後ろのスペースも気にする必要があるのです。
後衛は3球目をフォアハンドで打つ準備のため
アドサイドからサーブを打ったら
デュースサイドへ走り始めています。
ロブなら追いつけるかもしれませんが
前衛が取れなかったボールは難しいでしょう。
前衛のボレー技術が問われる陣形といえます。
ダブルバック
ダブルバッグはお互い後衛に位置する陣形です。
リターンの時に使うことが多いです。
メリット
味方のサーブ力が弱い場合でも
お互いリターンのボールに対応しやすいので
安全な試合運びをすることができます。
堅実な試合運びをしたいときには便利です。
デメリット
前衛のボレーで決める人がいないので
決定打に欠けるところがあります。
ダブルバックにすると
相手が前衛に詰める傾向にあるので
コースを狙う正確なショットも必要です。
深いボールや相手の苦手なところに打つ
技術がお互いあれば有効な陣形です。
ダブルバックって使えるの?
現代のテニスではダブルバッグは使えます。
その大きな理由は「ラケットの進化」です。
プロの試合も昔とはずいぶん変わってきており
木製のウッドラケットを使っていたころは
サーブを打ったらすぐに前に出る
「サーブ&ボレー」が支流だったのに対し
現在はベースライン近辺で打ち合う
ストローク戦が中心となっています。
一般のプレーヤーも使える?
性能の良いラケットは一般人でも買えますから
ストロークだけでも十分戦えます。
勢いのあるショットが打てれば
前衛のボレーに捕まったとしても
コースを狙うことが難しくなり
チャンスボールにすることもできます。
チャンスになったら前に出て打ちましょう。
卓球のカットマンも
チャンスがあればスマッシュ打ちますからね。
試合時間の延長に懸念
ボレー決めれる短期戦があるのに対し
ストローク戦は壮絶な打ち合いになるので
観戦するほうは楽しいですが
試合時間が長くなり、
プレーヤーも運営側も効率が悪いです。
なので最近はタイブレークを見直され
10ポイント先取とすることが多いです。
賛否両論があるでしょうが
プレーしている人数が少ないのに
数時間も試合をするのは
なんかもったいないなと感じてしまいます。
今後のテニスのあり方
テニスの試合って技術はもちろん大事ですが
最後まで戦い抜く「体力」も必要です。
どちらが先に力尽きるかという
根性論みたいな面もスポーツにあります。
単に技術を見せ合うだけでは感動せず
力尽くまで戦い抜いた姿に胸を打たれます。
テニスってプレー中は激しく動くけど
プレーの間ってけっこう休んでますよね?
学生時代にバスケットをやってた私は
なんかヌルいような気がしてならないのです。
時間制にしてみたら?
時間が限られるスポーツって
体力を早く消費するスポーツが多いです。
バスケ、サッカー、ラグビー
ボクシング、柔道、陸上など
やってみるとしんどいスポーツばかりです。
テニスや野球は時間制限がないので
高齢者でもできる生涯スポーツのイメージです。
たとえば、30分のうちに
多くポイントを取ったほうが勝ちとすれば
どんな感じになると思いますか?
より多くポイントを取りたい。
負けてるから早くポイントを取りたい。
そう思えば自然と行動が早くなりますし
体力の回復を待つ暇なんてありません。
課題は勝っているほうの立ち回りで
今、リードしているからゆっくりゲームしよう。
異常に高いロブを上げて時間稼ぎをする。
悪知恵を働かせればいくらでも考えられます。
このような行為を防止するルール変更が必要です。
なかなか課題が多そうですよね。
まとめ
雁行陣は初対面のパートナーとも組みやすく、穴が少ない
平行陣はお互いボレーをする攻撃的な陣形
Iフォーメーションはサーブを生かしたサインプレー
オーストラリアンフォーメーションは得意分野の特化
ダブルバッグは守備的陣形だが、ラケットの進化で化ける
普段は当たり前のように雁行陣を使ってますが
これが本当に理想の陣形なのか?
疑って考えてみるのも面白いですよね。
外国のテニス事情を調べてみると
あまり陣形にこだわっていないようですよ。
型にはめたがるのが
やはり日本人の特徴なのでしょうね。
雁行陣は日本人しか使わない?
↓ ↓ ↓
テニスで使う雁行陣って由来があるの?英語では何と言うのですか?