テニスコートの誓いとは何でしょうか？
ここではテニスコートの誓いの意味を解説しています。
テニスとどういう関係があるのでしょうか？
今日から友達に教えたくなりますよ！
テニスコートの誓いを分かりやすく解説！
テニスコートの誓いとは
フランス革命が起きる発端となった出来事です。
当時(1789年、6月)のフランスは
連日の戦争と飢餓で財政はボロボロでした。
フランス王国の再建
財政を立て直すためにとった政策は
税金をより多く取るというものです。
フランスは3つの身分に分かれています。
第1身分・・・聖職者
第2身分・・・貴族
第3身分・・・平民
平民からは元々税金をとっていましたが
貴族達からも税金をとるよう
それぞれの身分の代表が集まり
「三部会」という議会を行うこととなり
貴族と平民とで激しく対立します。
第3身分の立ち上がり
対立が続く中、平民こそが
国民の代表だという考えが広まっていき
活動の規模がどんどん大きくなっていきます。
その様子に脅威を感じるようになった
貴族達の間にも平民側に加わるようになり
国王であった「ルイ16世」の耳にまで届きます。
テニスコートの誓いはスポーツとは意味あるの？
テニスコートの誓いはスポーツとは関係ありません。
人が集まれる広い場所を利用したということです。
平民らの活動を止めるために
国王であるルイ16世は
議会で使っていた館を封鎖してしまいます。
集まるところが無くなってしまったので
当時、人気のスポーツであった
ジュ・ド・ポーム(テニスの原型)の
球戯場を利用することにしたのです。
どんな誓いをしたの？
誓いの内容を分かりやすくいうと
「自分たちの考えた憲法が通るまでは
決して解散しない」と誓ったのです。
【ジャン・ジョセフ・ムーニエの提案】
「王国の憲法が制定され、
強固な基盤の上に確立されるまでは、
決して解散せず、
四方の状況に応じていかなる場所でも会議を開く」
※ウィキペディアより抜粋
困った国王は武力で制圧しようとし
フランス革命と発展していったのです。
どの時代でも国民は不満があるのですね。
「テニスコートの誓い」という絵画がある
当時の様子を描いた絵画があります。
フランスにある「ルーブル美術館」には
「テニスコートとの誓い」と題された
絵が展示してあります。
みんな外に集まってたの？って思いますが
体育館のような屋内の様子が描かれています。
テニスの原型は「ジュ・ド・ポーム」という
修道院内で流行った遊びなのです。
ジュ・ド・ポーム遊戯場は現在も建物が残っており
フランスのヴェルサイユ市内にあります。
旅行などで訪れたときは
1度見学してみたいものですね。
ジュ・ド・ポーム
ジュ・ド・ポームというスポーツに
馴染みがないと思います。
ジュ・ド・ポームを英訳すると
「リアルテニス」といいますので
テニスコートの誓いと置き換えられていますが
現在でも生き残ってるスポーツなんです。
一見、スカッシュに似た感じですね。
ヨーロッパやアメリカでは競技人口が多く
テニスのように4大大会もあります。
後ろから来たボールも打つなんて
テニスでは考えられないですけど
体の前でボールを捉えやすくなるので
テニスの上達に役立つかもしれませんね。
機会があればやってみたいものです。
まとめ
1789年、フランス革命が起きる発端となった出来事
テニスとは関係なく、広い場所を利用しただけ
平民の考えた憲法が通るまでは解散しないと誓った
ジュ・ド・ポームはテニスの原型で、現在もある
テニスコートの誓いって
テニスと全く関係なかったのですね。
テニスにおけるルールなんかを
破らないようにする「選手宣誓」のような
ものを想像していたのですが
調べていくうちにフランス革命とか、
歴史上、有名な出来事が出てくるので
変だなとは思いました。
それだけテニスは歴史あるスポーツということです。
テニスとジュ・ド・ポームは同じ場所です！
↓ ↓ ↓
テニスのグランドスラムとは何ですか？それぞれの場所に意味はある？
