日本語でも立ち位置がよく分からない。
でも密接な関係のある記号ですが、
さらに愛着が湧いてきますよ。
踊り字とは
同じ字を繰り返し使うとき、
あとの言葉を略す記号があります。
「々」・「ゝ」・「〱 」
歴史はかなり古く、
中国の「殷」(紀元前900年頃)の時代から
使われていますが、
本場の中国はすでに使っておらず、
日本では未だに使っております。
「々」(同の字点)
単品では登場しない為、
読み方はないんですが
カタカナの「丿」と「マ」を
組み合わせたように見えるので
「のま」って入力すると出てきます。
〈使用例〉
時々、赤裸々、代々木、部分々々
結婚式々場、等々様々です。
一応、使用する際の掟がありまして
1.読み方がないので文の最初には来ません。
改行で言葉がまたいでしまう場合
「々」は使ってはいけません。
✕ 新年明けましておめでとうございます!新年早
々からホラー映画ばっかり見ないで下さい。
○ 新年明けましておめでとうございます!新年早
早からホラー映画ばっかり見ないで下さい。
2.同じ言葉を重ねても読み方が違う場合
湯湯婆→ゆたんぽ、のような事ですが
当てはまらない事があるのが日本語です。
明々後日→しあさって、等々・・・
これを言い出したら頭がパニックになります。
簡単にまとめてしまうと
相手に読みやすいように書く。
これに尽きると思います。
思いやりの心は日本人の得意分野ですからね。
「ゝ」(一の字点)
「ゝ」はひらがなの言葉が重なった時に使います。
ここ → こゝ、バナナ → バナヽ
現代では ほぼ使いませんね。
新聞も固有名詞以外は使わない方針です。
いすず自動車 → いすゞ自動車
「〱 」(くの字点)
「〱 」は縦書き専用のツールで
原稿用紙でまだ活躍しています。
これを使ってる人はきっと文豪です。
最近、記事を書き出して
パソコンで入力しているのですが
言葉に魂を入れる事は大事だと思います。
簡単にコピペ出来てしまいますが、
同じ文でも自分の字で書くことで
目に見えない力が宿るんです。
お寺の「写経」とかそうですよね。
記号は名前でも使える?
もちろん掟を破らなければ使えます。
実際にいますよね。
鈴木蘭々 とか。
画数が減ってテストの時間が稼げるのと
風水的な字画の調整に使えます。
名前として使える記号は4つだけで
「々」「ゝ」「ゞ」「ー」です。
のばし棒で使う「ー」も使えるんですね。
ゆーと、そーま、まーや、エリー・・・
カタカナを使う場合は使えそうです。
これを見たら踊り字が使いたくなる
さぁ、頑張って踊り字使ってみましょう!
原作はもちろん劇場版「リング」です。
新聞記者でこつゝ仕事をする浅川が
木々が青々と茂った中に建てられた
ペンションの中で、ひとつゝ調査すると
黒々したビデオテープを発見する。
まじゝと映像を見ると、早々に
電話がりんゝと鳴り、細々とした声で
「おまえは明々後日のまた明々後日の
また次の日に死ぬ」と淡々と言われる。
お粗末さまでしたm(_ _)m
使おうと思って使うのは難しいものです。
けどいろんな引出しを持っていれば
きっと楽しいなって思いました。
まとめ
「々」・「ゝ」・「〱 」の基本3種類
「ノマ」って入力すると出てきます。
掟に沿っていれば自由度は高い
人の名前でも使用可能
外国人から見たら日本語って
かなり難しいものでしょうね。
地元の人も苦戦してるくらいですから。
それでも日本人は書道のような
文字の美しさを求める人種です。
ボンバイエ!の意味知ってますか?
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