日本語でも立ち位置がよく分からない。
でも密接な関係のある記号ですが、
さらに愛着が湧いてきますよ。
踊り字とは
![](http://allzatugaku.com/wp-content/uploads/2020/10/david-hofmann-XmD4gx8jsXE-unsplash-300x200.jpg)
同じ字を繰り返し使うとき、
あとの言葉を略す記号があります。
「々」・「ゝ」・「〱 」
歴史はかなり古く、
中国の「殷」(紀元前900年頃)の時代から
使われていますが、
本場の中国はすでに使っておらず、
日本では未だに使っております。
「々」(同の字点)
単品では登場しない為、
読み方はないんですが
カタカナの「丿」と「マ」を
組み合わせたように見えるので
「のま」って入力すると出てきます。
〈使用例〉
時々、赤裸々、代々木、部分々々
結婚式々場、等々様々です。
一応、使用する際の掟がありまして
1.読み方がないので文の最初には来ません。
改行で言葉がまたいでしまう場合
「々」は使ってはいけません。
✕ 新年明けましておめでとうございます!新年早
々からホラー映画ばっかり見ないで下さい。
○ 新年明けましておめでとうございます!新年早
早からホラー映画ばっかり見ないで下さい。
2.同じ言葉を重ねても読み方が違う場合
湯湯婆→ゆたんぽ、のような事ですが
当てはまらない事があるのが日本語です。
明々後日→しあさって、等々・・・
これを言い出したら頭がパニックになります。
簡単にまとめてしまうと
相手に読みやすいように書く。
これに尽きると思います。
思いやりの心は日本人の得意分野ですからね。
「ゝ」(一の字点)
「ゝ」はひらがなの言葉が重なった時に使います。
ここ → こゝ、バナナ → バナヽ
現代では ほぼ使いませんね。
新聞も固有名詞以外は使わない方針です。
いすず自動車 → いすゞ自動車
「〱 」(くの字点)
「〱 」は縦書き専用のツールで
原稿用紙でまだ活躍しています。
これを使ってる人はきっと文豪です。
最近、記事を書き出して
パソコンで入力しているのですが
言葉に魂を入れる事は大事だと思います。
簡単にコピペ出来てしまいますが、
同じ文でも自分の字で書くことで
目に見えない力が宿るんです。
お寺の「写経」とかそうですよね。
記号は名前でも使える?
![](http://allzatugaku.com/wp-content/uploads/2020/10/brothers-457237_1920-300x200.jpg)
もちろん掟を破らなければ使えます。
実際にいますよね。
鈴木蘭々 とか。
画数が減ってテストの時間が稼げるのと
風水的な字画の調整に使えます。
名前として使える記号は4つだけで
「々」「ゝ」「ゞ」「ー」です。
のばし棒で使う「ー」も使えるんですね。
ゆーと、そーま、まーや、エリー・・・
カタカナを使う場合は使えそうです。
これを見たら踊り字が使いたくなる
![](http://allzatugaku.com/wp-content/uploads/2020/10/zachary-nelson-98Elr-LIvD8-unsplash-1-300x200.jpg)
さぁ、頑張って踊り字使ってみましょう!
原作はもちろん劇場版「リング」です。
新聞記者でこつゝ仕事をする浅川が
木々が青々と茂った中に建てられた
ペンションの中で、ひとつゝ調査すると
黒々したビデオテープを発見する。
まじゝと映像を見ると、早々に
電話がりんゝと鳴り、細々とした声で
「おまえは明々後日のまた明々後日の
また次の日に死ぬ」と淡々と言われる。
お粗末さまでしたm(_ _)m
使おうと思って使うのは難しいものです。
けどいろんな引出しを持っていれば
きっと楽しいなって思いました。
まとめ
「々」・「ゝ」・「〱 」の基本3種類
「ノマ」って入力すると出てきます。
掟に沿っていれば自由度は高い
人の名前でも使用可能
外国人から見たら日本語って
かなり難しいものでしょうね。
地元の人も苦戦してるくらいですから。
それでも日本人は書道のような
文字の美しさを求める人種です。
ボンバイエ!の意味知ってますか?
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