バビルサの牙ってどんな構造をしてるのでしょうか?
ここでは珍獣バビルサについての生態が明らかとなります。
ネットでいろんな資料を調べ、私なりにまとめています。
自らの寿命を縮める行為の裏にはどんな背景があるのでしょうか?
これを見ればバビルサの生き様に胸を打たれることでしょう!
バビルサの牙(キバ)ってどんな構造してるの?
バビルサってへんてこな牙の生え方するんです。
写真で見てもどんな構造になっているか分かりませんね。
私の書いた骨格の絵だとお分かりいただけると思います。
牙は全部で4本あります。
下の牙2本は両サイドから はみ出て、
目に向かって弧を描いて伸びていきます。
上の牙はどっとちかというと「角」のようで
下牙と同じく目の方へ弧を描いて伸びていきます。
訳が分かりませんね。
本来の牙の目的と全く関係ないです。
なんでこんな進化を遂げたのでしょうか?
バビルサの牙(キバ)の寿命への影響
謎が多いバビルサの牙を深堀りしていきましょう。
牙が伸びていったら脳天直撃?
まず気になるのは
その先、伸びていったら先端が頭に当たらないかです。
バビルサは別名「死を見つめる動物」という
私好みなネーミングがつけられています。
しかし、頭に刺さる心配はありません。
頭に当たる直前にクルっと巻かれ
蚊取り線香のような状態になるのです。
なぜ、牙が発達したのか
発達した理由のはいくつか説があります。
戦いの武器に使用
バビルサはイノシシの仲間ですから
得意技は「突進」です。
そこに4本の牙が加わり、うまくヒットすれば
相手に致命傷を与えることができます。
ポケモンの説明をしている訳ではありません(^^)
モテたい
動物界ではよくある話で
大きいシンボルマークがあるほど異性へのアピールになります。
4本がバランスよく立派に生えていると確かにかっこいいですよね。
自分の頭に刺さっちゃうと思われるくらいのほうが
女性は惹かれるのでしょうか?
勉強になります。
バビルサの牙(キバ)の対応策
バビルサは世界でも数は少なく、
バビルサ自体も繁殖能力が低いので
絶滅の危険があるとされています。
そんな珍しいバビルサの牙を
人間が密猟して高値で売っているんです。
もちろん条約で狩猟禁止していたり
現地では保護の対象となっています。
バビルサの正体
バビルサはインドネシアの言葉で
バビ → 豚、ルサ → 鹿 という意味です。
学術的にはイノシシ科バビルサ属に分類されます。
毒草を食べる
バビルサが「死を見つめる動物」と言われる
もうひとつの理由が 毒草食 です。
自分をとことん追い込みますね。
インドネシアに生息している「パンギノキ」という
青酸化合物が入った有害な芽や葉を食べます。
解毒は自ら行えず、解毒作用のある温泉を飲んだり
泥を食べて中和しています。
「パンギノキ」は有害ですが 栄養価は高く
少しの量で1日の栄養を補えるとか。
なかなかのハードボイルドっぷりです。
胃が3つある
人間には考えられないですが
草食動物には胃が複数あるものがいます。
(牛、羊、ヤギ、鹿、バッファロー)
これを反芻(はんすう)動物といいます。
食べては吐いて、食べては吐いてを繰り返し
徐々に消化していくんです。
バビルサはどうかというと 反芻動物ではありません。
これがメイン宗教である「ヒンドゥー教」では
重要な話になってきます。
牛なら神扱い、豚なら不浄扱いになるからです。
結局、反芻動物と判明したバビルサは不浄扱い。
おまけに牙も生えてるし、悪魔的存在です。
牛扱いされていれば人生変わっていたのに
何かと可愛そうな動物です。
まとめ
牙は伸びても頭に刺さらない
牙は武器や異性へのアピールで使う
絶滅に危険があり、狩猟禁止や保護の対象となっている
栄養がある毒草を食べる
胃は3つあるが、反芻(はんすう)動物ではない
地球の歴史の中では繁殖や絶滅は自然の摂理ですから
バビルサも自然と消えていく運命だったのかもしれません。
人間がいなきゃ変わってたかもしれませんが
なんとか絶やさないようにしていきたいですよね。
バーバリライオンはまだ絶滅していません!
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