あのお宅のお父さん子煩悩ねぇ・・・
初めて子煩悩って言葉を聞いた時
褒め言葉だと思いましたか?
実は悪口かもしれませんよ。
子煩悩は悪い意味ではないのか?
漢字から推測していただきたい。
子煩悩に使われている「煩悩」を調べてみると
仏教の教えで
心身にまといつき心をかきみだす、
一切の妄念(もうねん)・欲望。
と言われています。
なんかまといつきとか欲望とか・・・
悪いこと言ってません?
妄念は迷う心という意味ですし。
つまり「子煩悩」は
自分にまといついた子供の欲望ってことです。
まわりから見たら「よくやってるな」と
思うかもしれませんが
本人は子育てする良い親に見られようと
必死になっているだけかもしれません。
そう考えると「子煩悩」いう背景には
必死になって子育てしている家族を
労う(ねぎらう)言葉ではないかという結論です。
子育てはやったことがなくても
大変そうだなって思いますからね。
煩悩の種類
一言で煩悩って言いますが
実は全部で108個もあるんです。
人には五感があります。
眼(げん)・・・視覚
耳(に)・・・聴覚
鼻(び)・・・嗅覚
舌(ぜつ)・・・味覚
身(しん)・・・触覚
それと第六感です。
意(い)・・・心の感覚
この6個の感覚をさらに
3つの捉え方で分けていきます。
好(良)・・・良い状態
悪・・・悪い状態
平・・・普通の状態
さらに善悪でも分かれます。
浄(きれい)・・・心がきれい
染(きたない)・・・心が汚い
さらにさらに時間軸でも分かれます。
前世・・・過去
今世・・・現在
来世・・・未来
これらを全部計算すると
6×3×2×3=108 となるわけです。
大晦日に聞く「除夜の鐘」ですが
108回鳴らすのはここからきてるそうです。
すべての感覚を浄化して
新しい年を迎えようということですね。
過保護との違い
過保護の定義として
子供が望むことを親が行いすぎてしまうこと
となっています。
簡単に違いを分けると
子育てがうまくいってるのが子煩悩
うまくいっていないのが過保護
子供の将来だけを考えると
子煩悩のほうがうまく育っており
過保護だといつまでたっても
親から離れなくなる可能性があります。
どちらにせよ親の子育ては大変です。
過干渉との違い
同じような意味であるんですが
こちらの定義としては
親が望むことを子供に対して行いすぎてしまうこと
となっています。
子供が望んでないのに親が決めちゃう訳ですね。
親の悪い行為で使われており
・門限が厳しい
・友達の事に口出ししてくる
親は愛情を与えてるつもりでしょうが
子供は愛情を感じないどころか
閉塞感すら感じてしまい
自立が遅くなってしまいます。
子煩悩は父親だけ?
子煩悩な母親って言わないですよね?
なぜ父親だけに使われるのでしょうか?
理由は簡単で
男性が子育てをしてこなかったからです。
子育てする男性が素敵ってことですが
ずっと女性は子育てしてきてますよ。
旦那が稼いできて、家は妻が守る。
この日本人の意識を変えない限り
子煩悩なパパは増え続けるでしょう。
まとめ
子煩悩は家族を労う言葉
煩悩の修業は全部で108個ある
子育てがうまくいってるのが子煩悩
子育てがうまくいっていないのは過保護
過干渉は子供に悪影響がある
私は未だに「子煩悩」という言葉に
違和感があります。
もっと素敵なネーミングはないのでしょうか?
イクメン・・・男性をさす言葉
親バカ・・・過保護っぽい
やはり「父親は背中で語る」ですかね!
あなた、動物占いはコアラじゃないですか?
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