何年とか何年度とか急に言われると混乱します。
これを見て間違えないようおさらいしましょう!
年度とはいつからいつまで?
令和2年度は2020年4月1から
2021年3月31日までのことを言います。
西暦でいうと2020年1月1日から12月31日までなのに
なぜズレているのでしょうか?
年度は事務処理や決算のために勝手に決めた期間なんです。
昔は7月だった
日本の年度は昔は7月だったんです。
今の4月年度に変わったのは明治15年のこと。
朝鮮の反乱による事件で事態は急変します。
急遽海軍を増やしたことにより予算オーバーとなり
日本は大赤字となってしまいます。
この赤字額がおよそ国家予算の3ヶ月分あり、
国民に発表するとパニックになると考え
隠ぺいするために3ヶ月年度を早めたそうです。
それ自体はいただけない話ですが
桜が咲く気候が良い日に新年度が迎えられるようになり
結果オーライな感じです。
会社と学校では違いがあるの?
会社と学校の年度は4月からで同じです。
会社(役職)の手続きの年度が4月なので
税金や補助金の手続きのために学校側が合わせています。
会社での年度
日本は4月に年度を設定する企業が多いですが
別に4月にこだわる必要はありません。
アメリカでは年度の概念がないので
海外と取引の多い企業は1月を年度にするケースもあります。
年度の最後の月を決算月と呼び
3月に決算売りつくしセールが行われるのは
少しでも業績を伸ばそうとするためです。
業種によって年度が定めてられている所もあります。
砂糖年度・・・10月
生糸年度・・・6月
羊毛年度・・・7月
生産の最盛期が異なるからですね。
個人事業者の場合
法人企業であれば年度は自由に設定できますが
個人だと1月からにしなくてはならず
1月1日~12月31日の収入や支出を
翌年3月15日の確定申告で申請しなければいけません。
学校での年度
3月の梅が咲く頃に卒業を迎え
4月の桜が咲く頃に新年度を迎える。
四季に合っていて、日本らしいですね。
日本の学校は4月からが一般的ですが
海外では違うようです。
アメリカ、ヨーロッパ・・・9月
韓国・・・3月
早生まれ
西暦と年度がズレている関係上
早生まれと遅生まれができてしまいます。
早生まれは1月1日から4月1日までに
生まれた人のことを言いますが、
4月1日も早生まれに含むのは古来からで
誕生日の前日に年を取るという考えからです。
早生まれというのに学校のクラスでは遅い誕生日の
人のことを指すなんて、なんかややこしいですね。
履歴書の書き方
履歴書を書くときの注意点なんですが
例えば2020年3月に卒業したとすると
まだ4月になっていないので
令和元年度卒業になると思いますが
履歴書には令和2年度卒業と書かなくてはいけません。
お間違えのないように。
改元の計算方法
2019年5月から令和元年がスタートしました。
しかし年度は4月から始まっているのがほとんど。
4月だけ平成31年度で5月から令和元年度でしょうか?
総務省の資料をざっくり解説すると
今まで書いた書類はそのままでも有効。
これから作る書類は令和元年度にしなさい。
という感じです。
2020年度と書いたほうが混乱しないですね。
まとめ
年度は一般的に4月1日から翌年の3月31日まで
事務処理や決算のために勝手に決めた期間
会社と学校では基本的に同じ年度
個人事業者の年度は 1月1日~12月31日
完全に4月年度が定着してしまっているので
別の年度になったらという想像もつきません。
それでも年度が変わることになれば
国の予算の使い過ぎを疑いましょう。
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