雑学 テニス

テニスでスライスを打ってる人を「カットマン」と言わないのはなぜ?

 

 

テニスで「カットマン」になりたい!

 

 

ここではテニスでカットマンと言わない理由が分かります。

 

 

テニスでカットを主軸に戦えるのでしょうか?

 

 

テニスカットマンの先駆けになりましょう!

 

 

テニスで「カットマン」と言わないのはなぜ?

 

 

テニスでカットマンと言わないのは

行動面積が広すぎるからです。

 

 

卓球のカットマンは行動面積の狭いエリアの中で

相手の早いボールに対応するために

かなり後ろに下がって打つことが多いです。

 

 

それを等倍してテニスに置き換えると

後ろのスペースが足らず

カットマンでのスタイルになれないのです。

 

 

https://youtu.be/Otks65UQWrA

 

 

「橋本 帆乃香」選手のカットの打ち方

カッコイイですよねー。

 

 

突っつくようなカットではなく

ラケットを振り抜いて打っています。

 

 

この気持が少しでも分かってもらえると嬉しいです。

 

 

映像を見ると、始めは卓球台の近くからプレーしますが

カットを打つに連れて後ろに下がっていますね。

 

 

平均するとコートの倍くらいの距離をとっており

そのくらいの距離を空けないと

相手の早いボールには対応できないでしょう。

 

 

テニスではカットできるスペースがない

 

テニスと卓球のコートの長さを比較してみましょう。

 

 

テニスと卓球のコート長さ比較表

テニス 卓球
全長 23.77m 2.74m
全幅 10.97m 1.525m
ネットからベースライン 11.885m 1.37m
ネット高さ 0.914~1.07m 0.1525m

 

 

どの寸法を比較してみても

9~10倍の差はあります。

 

 

カットマンに必要な距離として

少なくともコート長さの倍の面積がほしいので

 

 

テニスでカットマンスタイルをするには

ネットから後方30mほどの距離を必要とし

 

 

10m程のテニスコートの空きスペースに対し

土地的にも経済的にも現実でない面積です。

 

 

もし面積があればカットマンになれる?

 

卓球と同等のコート広さを確保できれば

テニスでもカットマンができそうですが

体力的な問題が出てきます。

 

 

センターに返ってくるボールなら

走らずカットすることができますが

左右に振られた場合、地獄です。

 

 

前後左右を走らされる距離は

単純に考えて2倍近くあります。

 

 

それだけ走る持久力を兼ね備えてるなら

チャレンジしてもおもしろいですが

試合が長引くに連れ、自分が追い込まれるだけですね。

 

 

ラケットの違い

 

テニスと卓球ではラケットの重さが違います。

 

 

ボールが当たれば飛ぶのは同じですが

ただ当てれば飛ぶ卓球に対し

テニスは重さのあるラケットを振らなくてはいけません。

 

 

卓球ほどではないですが、瞬発力も必要ですし

ボールに追いつく脚力、

ラケットを振る筋力も必要になるので

 

 

テニスのカットマンは現実的に厳しいですね。

 

 

テニスでカットマンになりたい

 

私はカットマンという言葉の響きが好きですし

少数派というところも性に合ってます。

 

 

どうしてもテニスでカットマンになりたい人へ

妥協案を考えていきましょう。

 

 

カットマンとは

 

「カット」はボールに下回転をかけて打つショットで

相手のスマッシュをしのぐショットです。

 

 

強烈なバックスピンがかかっているので

ボールが持ち上げられにくくなり

返球がネットにかかる可能性も高くなります。

 

 

卓球台の下に打点があることがほとんどで

ボールの勢いがなくなるよう

なるべく後ろに下がる傾向にあります。

 

 

テニスでいうところの「スライス」で

低い軌道のボールで弾ませないようにし

相手が強打できないようにする目的は同じです。

 

 

卓球台が地面より高い所にある点も

テニスでカットしにくい理由のひとつですね。

 

 

スライスが打てればカットマン?

 

フォアとバック共にスライスで打っていれば

カットマンと言えるでしょう。

 

 

しかし、これだけでは試合には勝てません。

 

 

ひたすら守り、相手のミスを待つのは

合理的とは言えないでしょう。

 

 

カットマンはオールラウンダー

 

卓球の試合を見てみると

カットマンでも練習のラリーは普通に打ってるし

試合でも攻めている場面は多いです。

 

 

つまりどんなショットも打てる

オールラウンダーである必要があります。

 

 

ひたすらカットだけしていても

チャンスボールがきたときは

攻める見極めと積極性が必要になってきます。

 

 

ラリーをするだけが目的ではないですし

攻めることもあるよと思わせれば

相手も戦いにくくなるでしょう。

 

 

どんなカットが有効?

 

テニスのカットも卓球と同じでしょうが

弾道の低さと深くコントロールすることが

カットの有効なショットです。

 

 

コースを狙える状況ではなくても

低く深いスライスなら返しにくいです。

 

 

最悪、低いボールを意識するだけでも大丈夫です。

 

 

浅く入ってしまったとしても

相手は強いボールを打つことができないので

次のショットで決めることもできます。

 

 

カットでウィナーを取るというではなく

丁寧につなぐことを意識しましょう。

 

 

ラケットに厚く当てる

 

カットを打つのだから

ラケットの面はボールに当たる瞬間

上を向いているようなイメージですが

 

 

当たる瞬間、ラケットの面は地面と垂直に近いです。

 

 

卓球では軽い「ピンポン球」ですが

テニスボールはある程度重いですから

 

 

飛んできたボールの対し、

真っ直ぐラケットを当てないと

ボールの勢いを殺してしまうことになります。

 

 

ボールが飛んでくる勢いと

ラケットの反発して飛ばす力を利用するためにも

厚い当たりで打つようにしましょう。

 

 

まとめ

 

テニスの「カットマン」

テニスでカットマンをするには面積が広く必要

例え面積が確保できても体力的に無理

ラケットやボールの重さが違うので筋力も必要

カットは低く深いボールなら有効なショット

カットマンはオールラウンダーである必要がある

 

 

卓球ではカットマンは少数派のようですが

世界でも戦えるカットマンは

現代でも健在しています。

 

 

もちろんカットしてるだけでは勝てないですから

攻める切り替えが重要です。

 

 

今までカットしてきたのに

いきなりドライブショットを打つなんて

私なんてビビってしまい出来ません。

 

 

日頃からどのショットも練習してきて

自信があるから成せる技です。

 

 

カットマンを会得したいのであれば

どんなショットでも自信持って打てるよう

「練習の鬼」と化しましょう。

 

 

 

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