小説にたまに出てくる「まごうことなき」
なんとなく意味が分からくても
特に気にすることなく読み進めていたでしょうが
ここで終止符を打ちましょう!
まごうことなきの意味
まごうことなきの意味は
「疑いなく」、「まぎれのない」、「間違いない」
という意味になります。
確信が持てたということですね。
「まごう」を調べてみるとまぎらわしいとう意味です。
別にまごうだけでも使えそうな単語なんですけどね。
敵はマゴマゴしている
TVゲームでおなじみ
RPG(ロールプレイングゲーム)の金字塔、
ドラコンクエストにモンスターの
状態をあらわす
「マゴマゴしている」
というフレーズが出てきてたのを思い出しました。
マゴマゴしているの意味は
「うろたえて、適切な行動が取れないでいる様子」
「無駄に時間を過ごしている様子」
となっています。
2つの意味ともまぎらわしいと捉えることができますが
実はマゴマゴの語源は
「馬子馬子」だそうで
産まれたての馬の様子を表現してたのですね。
馬じゃなくても鹿でも牛でも良かったでしょうが
ちょうど馬の出産に立ち会っていたのでしょう。
まごうことなきの漢字
まごうことなきを感じで書くと
「紛うことなき」となります。
昔は「まごうかたなき」と言っていたようで
漢字だと「紛う方無き」です。
漢字を使わない理由
ちゃんとした漢字があるのに
なぜ ひらがなのほうを使っているんでしょうか?
調べても分からなかったので私の独自解説です。
文字の美しさではないでしょうか?
見比べてみて下さい。
紛うことなき まごうことなき
ひらがなだけのほうが美しく感じませんか?
この例は他にもあります。
時 とき
言う いう
更に さらに
恐れ おそれ
皆 みんな
柔らかい やわらかい
パッと見た感じ やわらかい感じがしませんか?
最近、記事を書くようになって
この場所は漢字かひらがながどっちが適切か
迷うことがしばしばあります。
私が気をつけてるのは
周辺の漢字の使用率をみます。
漢字が多く使われている文章には
ひらがなを使うようにしてます。
まごうことなきの利用方法
簡単な利用方法としては
「ズバリ!」と置き換えれるかです。
置き換える言葉は他にもありますが
インパクトが大事かなと思いまして・・・
例文1:貞子はまごうことなき幽霊だ。
=貞子はズバリ幽霊だ。
例文2:ズーシーホッキーはまごうことなき寿司だ。
=ズーシーホッキーはズバリ寿司だ。
何もない状態からでも「まごうことなき」を足すことで
文学チックに変わる魔法の言葉ですね!
まごうことなきの使用場面
まごうことなきは、あくまでも文で使用するものです。
普段の会話で使うと違和感があります。
例文1:まごうことなき体調が悪いので休みます。
例文2:まごうことなき虫が入ってるから交換して下さい。
小説を書く時にも注意点がありまして
まごうことなきの乱用は避けたほうがよいです。
奴は まごうことなき犯人だ!
まごうことなき証拠がある!
ここに まごうことなき手錠があるから
まごうことなき相棒に
まごうことなき手柄を渡そうじゃないか。
忘れた頃にまた使うイメージですね。
まとめ
意味は「疑いなく、まぎれのない、間違いない」
漢字にすると「紛うことなき」
「ズバリ」と置き換えて使えるか判断する
あくまでも文章の中だけで使う。
日本語ってホントややこしいですね。
日本人も苦労してるくらいですから。
外国人が日本語を勉強しようと思うと
かなり骨が折れると思います。
でも文字に対する美学があるのも
またおもしろいことでもあります。
これからも文字への追求を続けていきます!
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