テニスを見てると「デュース」ってよく聞きます。
人によっては「ジュース」と言ってるし
どっちが正しいのか分からなくなります。
ここを見て白黒ハッキリさせて
明日から堂々とコールしていきましょう!
「ジュース」と「デュース」 どっちが正しい発音?
正しい発音は「デュース」のほうです。
だって「ジュース」はただの飲みものですよ。
ドリンクタイムをコールする必要ないですね。
「デュース」は英語ではない
「デュース」は英語で調べても出てきません。
つづりとしては「deuce」とありますが
意味は「トランプの2の札」「サイコロの2の目」
「二世」のことをデュースと呼びます。
本来のデュースの意味とは違うようです。
「デュース」の由来
テニスはフランス発祥のスポーツなので
「デュース」はフランス語からきています。
フランスで数字を数えるとき
「アン、ドゥー、トロワ」って言いますよね?
ダンスのバレエを踊るときによく言ってます。
「2」を表すドゥー(deux)が2つあるという意味で
デュース(deux s)と呼んでいます。
どんな時に使う?
「2」が2つあるってどういう事?って思いますが
テニスのルールとして、あと1点取れば
ゲームポイントやセットポイントになる状態が
両プレイヤーに訪れた場合、「デュース」となります。
デュースになった場合、相手と2点差を広げないと
ゲーム(セット)ポイントが取れないことから
2人とも2点連取しないといけないという意味で
ドゥーの複数系である「デュース」なのです。
発音は難しい
「ジュース」と呼ばれるようになったのは
日本人の聞き間違いからです。
耳で聞いた言葉を文字にするのってなかなか大変です。
フランス → アメリカ → 日本と
まるで伝言ゲームのようですね。
昔はジュースと言っても誰も気にしてませんが
国際社会になるにつれ、本場のフランス人が
「これ、発音違くね?」となった訳です。
他にも最近になって直された言葉はあります。
ガンジー → カンディー
リンカーン → リンカン
ヒットラー → ヒトラー
ルーズベルト → ローズベルト
マゼラン → マガリャンイス
正解はないので議論しにくい話題です。
日本語の発音は難しい
2021年の全豪オープンで優勝した
「大阪 なおみ」はプレーはもちろんのこと
インタビューでの発言も世界的に注目されています。
日本人が「大阪」と発音する場合、
「おおさか」と前の部分にアクセントがあるのに
外国人は「おおさか」と後ろにアクセントがきます。
天ぷら、すき焼き、寿司なども同様です。
日本人が英語を話しても
変なアクセントにはならないはずです。
日本って変わった国だなということですね。
まとめ
正しい発音は「デュース」
「デュース」はフランス語からきた言葉
「2」を表すドゥー(deux)が2つあるという意味
2人とも2点連取しないといけない場面で使う
発音がおかしいことはたくさんあります。
でも日本語じゃない限り正解なんてないです。
だから発音が違ってるなと思っても
そっとしておいてあげるのが良いでしょう。
せめて自分だけでも正しいと自負できるように
しっかり知識を身につけておきましょうね!
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