雑学 テニス

テニスボールの色って決まってる?復活の方法やゴミの捨て方を紹介!

 

 

テニスボールってなぜ黄色なのでしょうか?

 

 

ここではテニスボールの色が決まっている理由が分かります。

 

 

使えなくなったボールは復活するのか?

 

 

またボールの捨て方にルールはあるのか?

 

 

ここを読めばテニスボールに愛着わきますよ!

 

 

テニスボールの色って決まってる?

 

テニスボールは白色か黄色と決まっています。

 

 

軟式ボールが白色で硬式ボールが黄色です。

 

 

これはテニスのルールブックには載っていません。

 

 

自然とテニスボールが黄色に浸透したのです。

 

 

昔は白色だった

 

テニスで最古の公式大会といえば「ウィンブルドン」です。

 

 

1877年からイギリスのロンドンで開催しており

白い服装限定というこだわりの深いイベントです。

 

 

もちろんボールの色も白でした。

 

 

しかし、現在は黄色なのにルール違反ではありません。

 

 

一体何があったのでしょうか?

 

 

テレビの普及

 

テニスボールが黄色になったのは

テレビでテニスの試合が見れるようになってからです。

 

 

テレビが一般家庭に普及したのは1929年。

 

 

イギリスの英国放送協会(BBC)と

ドイツの国家放送協会が実験放送を開始し

 

 

当時はモノクロ(白黒)テレビだったので

白いボールでも識別することができました。

 

 

カラーテレビの問題点

 

1951年からアメリカで

カラーテレビの放送が開始されたことにより

 

 

テニス中継を見ている視聴者から

「ボールが映っていない」と指摘されます。

 

 

白いボールだと高速に動くボールに反応出来ず

消えているように映ってしまうのです。

 

 

この事態の解決策として

ボールの色が黄色になったということです。

 

 

黄色は視認性が良い

 

黄色は科学的に「膨張色」と言われています。

 

 

同じ大きさのボールでも

色によって大きさが異なって見えるのです。

 

 

膨張色のカラー

暖色系の色に多い

(赤、オレンジ、黄色、白など)

 

 

収縮色のカラー

寒色系の色に多い

(青、水色、黒など)

 

 

明るく見える白色も膨張色ではありますが

 

 

まだ出始めのカラーテレビの映像解析では

黄色いボールのほうが追いやすかったのです。

 

 

当時はいろんな色のボールを試したようですが

緑色の芝コートとの色合いもよいので

黄色に定着していきました。

 

 

なにげに使っているテニスボールですが

こだわりが詰まっているんですねー。

 

 

テニスボールの復活方法

 

テニスボールの復活とはボールに空気を入れることです。

 

 

ペコペコになったボールでも

また空気を入れることができれば

新品のボールのように復活します。

 

 

どうやってボールに空気を入れる?

 

テニスボールをよく見ても空気穴がありません。

 

 

ボールには空気を入れる栓があるはずなのですが

 

 

テニスボールは空気の圧力をかけて

ゆっくりとボールの中に空気を送っているのです。

 

 

これを「プレッシャーボール」といいます。

 

 

反対に「ノンプレッシャーボール」

 

 

空気で弾ませているのではなく

ボール内に厚めのゴムを入れることで弾ませています。

 

 

空気を入れる必要がないということです。

 

 

ボールに圧力をかける

 

プレッシャーボールを店頭で見たことはありますか?

 

 

筒の中に4球程ボールが入っており

缶ジュースのようなフタで

プルタブを「プシュ」っとして開けます。

 

 

あれは炭酸ジュースのようなイメージで

中にあらかじめ空気が圧縮して入っており

 

 

そんな環境にいるテニスボールは圧力に押されて

空気がじわじわとボール内に入ってきます。

 

 

テニスボールはフェルト素材で出来ているので

繊維の編みこまれた細かい隙間があります。

 

 

ゴム素材のみだったら圧力をかけても空気が入らず

強制的に針を刺して空気を入れるしかありません。

 

 

ボールに空気が入る仕組み

 

一度ボールの入った缶を開けてしまうと

そこなら徐々にボールの空気が抜け始めます。

 

 

ならば購入する前の

缶のフタを開ける手前の状態にすれば

再び、空気が入るんです。

 

 

自転車のタイヤを想像してみましょう。

 

 

空気入れを使えば一方的に空気が入り

空気が外に漏れません。

 

 

「空気弁」がある容器にボールを入れ

空気入れでどんどん空気を送り込めば

 

 

逃げ場のない空気達は

少しでも圧力の弱いボール内に

逃げ込もうとします。

 

 

ボールが入る大きさのタイヤチューブに

テニスボールを入れて空気を入れて放置すれば

ボールに空気が入ることになります。

 

 

どうやってチューブにボールを入れるかが

難しいところですよね。

 

 

自分で空気入れられる?

 

自分で空気を入れるには

いくつかの条件をクリアしなければいけません。

 

 

テニスボールに空気を入れる条件

① ボールが数個入る容量がある

② 空気の逆止弁がついている

③ 空気が漏れないように密閉している

④ 丈夫なフタが付いている

 

 

手先が器用な人は作れるかもしれませんが

素人にはなかなか作れそうにありませんね。

 

 

テニスボールのゴミの捨て方

 

テニスボールの捨て方は自治体によって異なります。

 

 

多くの地域では「可燃物ゴミ」として捨てれますが

中には「不燃ゴミ」という地域もあるようです。

 

 

テニスボールの素材

 

テニスボールはフェルトとゴムから出来ています。

 

 

外観は布のボールなのですが

土台となるゴムボールの周囲に

フェルトが圧着されているのです。

 

 

可燃は不燃か分かれるのは

ゴムボールの処分方法で変わります。

迷ったら「可燃ゴミ」で出す

 

各自治体で出しているルールブックを見れば

ゴミの分別方法が載っていますが

載っていなければ「可燃ゴミ」でしょう。

 

 

いろんなスポーツのボールがありますが

 

 

テニスボールはどう見ても布ですし

中のゴムボールも厚くありませんから

十分に燃焼出来ると考えられます。

 

 

他に再利用できる?

 

テニスボールは他のスポーツのボールと違い

柔らかく、布とゴムの2層構造です。

 

 

表面はキズをつけるのを防げるし

内側はゴムで滑りくい特性があります。

 

 

この特性をうまく再利用できないか

いろいろと考えてみました。

 

 

 ① 椅子の足にかぶせる

 

テニスボールに十字に切り込みを入れ

椅子の足にかぶせればカバーになります。

 

 

床をキズつけることなく椅子が引けます。

 

 

ボールが黄色なので

家具との色のバランスが悪くのが嫌なら

向いていないです。

 

 

② 固いフタを開ける

 

テニスボールを半分にカットし

内側のゴムの部分をフタに合わし回せば

固くて開けれないジャム瓶のフタも開けれます。

 

 

困っている人がいたら助けてあげましょう。

 

 

③ プラスチックハンマーの代用

 

金槌で叩きたいが、打った跡が残りそうなとき

プラスチックハンマー(通称 プラハン)を使いますが

 

 

金属のハンマーの先端にテニスボールを被せれば

プラハンの代用に使えます。

 

 

フェルトとゴムの効果で衝撃や音を吸収してくれます。

 

 

④ 丸いドアノブに被せる

 

ちょうどテニスボールと同じサイズのドアがあれば

被せることで静電気の接触予防になります。

 

 

冬場ならひんやりしてビリっとくるところも

緩和してくれます。

 

 

⑤ ペットのおもちゃにする

 

むき出しのゴムボールだと

噛んだいるとすぐキズがつきますが

フェルトに覆われているので、持ちがよいです。

 

 

飲み込めるほどの大きさではないので

安心して遊ばせることができます。

 

 

考えればどんどんアイデアが浮かんできます。

 

 

最適なテニスボールの再利用を

見つけてみませんか?

 

 

まとめ

 

テニスボール

テニスボールは白色か黄色と決まっている

黄色になったのはカラーテレビが普及したから

黄色は「膨張色」で緑のコートとの相性がよい

圧縮した空気の中にボールを入れれば復活する

条件さえクリアすれば個人でも復活が可能

捨て方は自治体によって異なるので、確認が必要

特性を活かし、再利用する方法を考えよう

 

テニスボールに空気を入れる装置を

自作で作らなくても売ってます。

 

 

充電式の乾電池みたいなもので

容器に入れて空気入れれば

次に使うときには弾みがよみがえってます。

 

 

即効性のあるものではなく

一度に数十個も空気は入れれないので

本番の試合球を入れておくとよいです。

 

 

使い終わったらすぐに入れておけば

次に使う頃には新品のような弾みを取り戻し

新しくボールを購入する必要がなくなります。

 

 

よく試合をしるような人であれば

一度チェックしてみましょう。

 

 

 

これでいつもニューボールの感覚が味わえる!

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