雁行陣の意味って何?
雁行陣の漢字の由来は何?
疑問に思った事はありませんか?
これを読めば雁行陣の意味と
雁行陣の漢字の由来が分かりますよ。
雁行陣の意味って何?
テニスでの雁行陣の意味とは
ダブルスでの戦術のひとつで
前衛と後衛と役割をハッキリ分けて
対角線上に配置した陣形のことです。
テニスでは全部で4つの陣形があります。
① 雁行陣
② 並行陣(平行陣)
※前衛と後衛のパターンあり
③ アイフォーメーション
④ オーストラリアンフォーメーション
オーストラリアンフォーメーション知ってます?
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オーストラリアンフォーメーションってどんな陣形?試合で使える?
雁行陣は今となっては
テニスで多く使われていますが
テニスのために作られた陣形ではなく
古来からある戦術からとっています。
古来からある戦術
雁行陣は古来からある戦術のひとつです。
戦術には何種類もの陣形があります。
戦国時代にはいろいろな陣形で戦っていました。
雁行陣はその中の一つになります。
1・横陣(おうじん)
部隊を横一列に並べる戦術
2・魚鱗(ぎょりん)
中心が前方に張り出し両翼が後退した戦術
3・鶴翼(かくよく)
両翼を前方に張り出し「V」の形をとる戦術
4・偃月(えんげつ)
「↑」の形に兵を配し後部に大将を配置する戦術
5・方円(ほうえん)
大将を中心に円を描く様に兵で囲む戦術
6・長蛇(ちょうだ)
兵を隊ごとにほぼ一列に並べる戦術
7・衡軛(こうやく)
段違いにした二列縦隊にする戦術
8・車掛(くるまかり)
先に出陣した兵が後退し新手が出撃する戦術
9・雁行(がんこう)
長蛇よりも横幅を太くし少しずつ
斜めにした格好で構えた戦術
これらが有名な戦術の数々です。
とんでもない戦術から誰でも知っている
戦術があるんですね。
戦にはそれに最適な戦術が必要なんです。
それはスポーツでもいえることですね。
雁行陣の漢字の由来
雁行陣という漢字の由来は
「雁という鳥が飛んで行く陣形」から
漢字を抜き取り「雁行陣」と呼びます。
空を飛んで行く雁の姿を真似たんですね。
鳥は群れをなして飛んでいるのに
テニスは2人しかいないですけどね。
カッコイイ名前にしたかったのと
テニスは勝敗を決めるスポーツですから
戦(いくさ)っぽくしたかったのでしょう。
雁行と陣
雁行陣は陣形の一つで「雁行」と「陣」が
合わさってできた言葉です。
雁行はその名の通り
渡り鳥の雁(がん)が大空を飛んで行く姿です。
雁の飛行形態には理由があり
先頭の鳥が羽ばたいた時の上昇気流を利用し
後列の鳥が少ない力で飛ぶことができ
長距離でも飛び続けることができるのです。
テニスでは陣形の形のことしか言っておらず
前衛のスイングで上昇気流は発生しませんが
弱点が少なく、戦いやすい陣形ではあるので
長期戦向きという意味では
あながち間違いではないかもしれませんね。
陣とは何か?
陣とは戦の時に軍隊を適切に
配置して備えることです。
他にも軍隊の集結している所を指して、
「陣地」「陣営」などとも言いますよね。
シュミレーションゲームは
自分の陣地を増やしていくゲームですが
味方陣地があると なぜか安心します。
人は何かと陣を作りたくなる生き物なのでしょう。
雁行陣が漢字の理由
雁行陣が漢字を使っているのは
日本人が名付けたからです。
テニスは海外から来たスポーツなのに
アイフォーメーションや
オーストラリアンフォーメーションのように
英語っぽく言わないのは
外国では雁行陣なんて存在しません。
自然と雁行陣のような形から始まるので
わざわざ名付ける必要がないだけ。
アイフォーメーションなどは
ダブルスパートナーとの作戦が必要なので
フォーメーションを組む必要があります。
作戦がない場合は何も言わなくても
雁行陣から始めるに決まってますから
名前をつける必要はないですよね。
日本人がテニスを分かりやすく教えるため
陣形に名前をつけたのでしょう。
マメな日本人がやりそうなことですね。
まとめ
前衛と後衛と対角線上に配置した陣形
古来からある戦術からとったもの
雁行陣の漢字の由来は雁が飛んで行く陣形から
雁行陣は二つの漢字から出来ている事が
わかったと思います。
いかに戦に勝利するかを考えて陣を組むんですね。
陣にはいろいろな戦術があります。
これらの戦術はスポーツでも十分応用できるはずです。
だって、スポーツも勝負の世界ですから・・。
雁行陣だけでなく、とんでもない陣で戦ってみるのも
面白いかもしれませんね。
雁行陣の戦術はこちらをチェック!
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