テニスでよく「ジャスト」って言ってます。
この「ジャスト」ってどういう意味なの?
ここでは「ジャスト」の意味が分かります。
わざわざ言う必要もないと思うのですが
意味を知れば明日から使いたくなりますよ!
テニスで言ってる「ジャスト」って何?
テニスでいう「ジャスト」は
「少しアウト」という意味です。
正式には「ジャストアウト」といいますが
言葉が長いので「ジャスト」と短く言ってます。
「ジャストアウト」という単語はありません。
英文に組み込まれている例をあげてみます。
just as one steps out
⇒ 内から外に出た瞬間
the moment in which someone just stepped out
⇒ 外へ出たばかりの時
the state of having just come out
⇒ 出て間もないこと
something which has just come out
⇒ 出て間もないもの
ジャストアウトは「出て間もない」
という意味で使われることが多く、
テニスで置き換えてみると
ボールがコート外に出た瞬間となります。
「ジャスト」は日本しか言わない
海外では「ジャスト」とは使いません。
同じような理由で「ジャストイン」なのか
「ジャストアウト」なのか分からないからです。
もちろん公式試合をみてもジャストは使っておらず
すべて「アウト」のコールとなっています。
オムニコートの時もそうですが
日本人は常識を破るのが好きですよねー。
オムニコートに伊達公子さんはお怒りのようです。
↓ ↓ ↓
テニスのオムニコートってどんな特徴なんですか?海外にはあるの?
海外だとなんて言う?
海外は「アウト」よりも「ノー」というようです。
サーブ&ボレーで有名な「鈴木 貴男」プロも
試合でよく「ノー」と言ってます。
その他にサイドに出れば「ワイド」、
ベースラインを出れば「ロング」と言います。
基本的にはコールしたときにプレーが止まるので
コール内容は何でもよいという話です。
コールしなければ「イン」の判定とみなされるので
プレーは続きます。
「ジャスト」という掛け声の意味あるの?
テニスを知らない人が「ジャスト」と聞くと
「ちょうど」という意味に解釈されやすくなり
「ちょうど入っている」とか
「ちょうどラインの上」などと
ギリギリボールが入っているように勘違いします。
完全にアウトなボールなのに
ジャストとか言われてると
「お前の目は節穴か!」と思ってしまいます。
ジャストのもう1つの意味
ジャストには「惜しい」という
相手に対する労いの意味も込めれれています。
ダブルスのパートナーに使えるのはもちろん、
対戦相手にも使える言葉です。
イン・アウトの判定をしながら
相手への労いの言葉をかけられるなんて
知っておくと便利な言葉ですね。
「ジャストアウト」や「アウト」のコールだと
労いの効力までは生まれません。
労い(ねぎらい)の言葉
労いの言葉なんて「ジャスト」じゃなくても
「惜しい」とか「ドンマイ」とかあります。
本来、労いの言葉というものは
上司から部下へ言うものです。
つまり「惜しい」とか「ドンマイ」が
スポーツの中で使われるということは
技術の差を表していることになってしまいます。
人によれば「ドンマイ!」と声をかけられて
自分が格下と思われていると
相手を悪い気分にさせてしまうかもしれません。
「ジャスト」を使えばちょうど同じ位の
レベルという意味も込められてくるので
相手を傷つけずに労うことができるのです。
曖昧な表現が好きな日本ならではですね。
まとめ
正式には「ジャストアウト」で「少しアウト」という意味
海外では言っておらず、日本特有のコール方法
海外は「アウト」や「ノー」と言う
「惜しい」という労いの意味も込めれれている
労いの言葉で格差を出さないためにもちょうどよい
テニスが好きだからといって
海外進出しようと考えてる人は少ないですから
国内で楽しくするなら
ぜひ使っていきたい言葉ではありますね。
さすがに日常会話では使えないかもしれませんが
相手がジャストの意味を知ってるのなら
テニス好きなのか見極めることができますよ。
あなたはどっちの発音ですか?
↓ ↓ ↓
テニスで言ってる「ジュース」と「デュース」 どっちが正しい発音なの?